応用事例
(1) 中小規模システムの事例
すでに存在するフリーソフトや安価な市販品を利用して簡単に実現できる事例を紹介します.
以下の図における自宅,企業などは適宜任意の場所に置き換えてください.
関連動画により具体的なイメージがつかめます.
VNETプラスをインストールできない機器の場合は,VNETアダプタを利用することができます.
すでに存在するフリーソフトや安価な市販品を利用して簡単に実現できる事例を紹介します.
以下の図における自宅,企業などは適宜任意の場所に置き換えてください.
関連動画により具体的なイメージがつかめます.
VNETプラスをインストールできない機器の場合は,VNETアダプタを利用することができます.
企業内の業務サーバに対して、自宅や外出先の任意のクライアントから安全にアクセスできます.
社内LANで利用していた任意のアプリケーションを遠隔地から利用できます.
アクセス方法は社内からのアクセス方法と全く同じです.
関連動画:
VNETプラスとリモートアクセス,既存VPNとの違い(デモ動画付き)15分 リモートアクセスとは.デモ動画(Teraterm,WinSCP他)
企業や自宅に存在するPCをリモートデスクトップにより遠隔地からGUIにより操作できます.
LAN内で実績のあるリモートデスクトップ用アプリケーションをそのままインターネット経由で利用できます.
サーバを経由しないのでセキュリティ面、コスト面で有利です.
関連動画:
VNETプラスとリモートデスクトップ(デモ動画付き)13分 リモートデスクトップとは.デモ動画(VNC,MS RDS,Teamviewer LANモード )
市販のネットワークカメラにはVNETプラスをインストールできません.そのような場合はVNETアダプタを利用できます.
カメラの映像をクラウドにあげることなく,直接見ることができます.
子供やペットの見守りに適しています.
関連動画:
VNETプラスとストリーミング配信(デモ動画付き)13分 ストリーミング配信とは.デモ動画(mjpg-streamer,IP Webcam, ネットワークカメラ)
プライベート空間にチャットサーバやTV会議サーバを設置して,広域チャット,TV会議を実現できます.
サーバをプライベート空間に設置するので安全性が高まります.
容量制限,時間/人数制限のない自前のシステムを構築できます.
関連動画:
VNETプラスを用いたWeb会議システム(デモ動画付き)10分 Web会議とは.jitsiによるWeb会議のデモ.
ラズパイを組み込んだロボットを遠隔地から制御できます.
ラズパイにカメラ/マイク/スピーカを搭載すれば動くテレビ電話になります.
ロボットにVNETプラスをインストールできない場合は,VNETアダプタを利用できます.
関連動画:
VNETプラスによるロボット制御3分 遠隔地からラズパイロボットを制御
VNETプラスを実装したデバイスどうしでP2Pのテレビ電話を実現できます.
ネットワークを切り替えても通話を継続できるので携帯電話の完全代替となります.
さらに高セキュリティの秘匿電話となります.
関連動画:
VNETプラスのWindowsデモ10分 Windowsだけでできるデモ集.ファイル共有,Teamviewer LANモード,videophone.
VNETプラスを前提にすると,以下のような新しい発想のアプリケーションを実現できます.
VNETプラスを使うと,各家庭に小型のサーバTLSを設置し,家族単位の生活支援システムを実現することができます.
サーバがプライベート空間にあるので,ハッキングの対象にはなりません.
家族単位なので小型のサーバで実現でき,スモールスタートが可能です.
家族単位では小規模のままですが,サーバどうしが連携して,さらに自治体単位の大規模なサービスに発展させることが可能です.
TLSで以下のような多くの可能性を秘めたサービスを実現できます.
① 通常時の生活支援
・自分の生活管理(行動履歴管理、位置履歴管理、健康情報履歴管理など)
・高齢者や子供の見守り(第三者による上記管理、通常行動範囲逸脱の通知など)
・家族で閉じたSNS(旅行先の写真、コメント交換、チャット)
② 災害発生時のサポート
・瞬時に家族全員の安否を確認
・自治体からの避難勧告、行動指示、避難所連絡
・自治体の災害掲示板との連携
③ その他
・自治体からの連絡版(回覧板の代わり)
・迷子の照会、避難勧告(防災無線の代わり)
・自治会会議の公開
・遠隔医療.医者が薬時間アラームを設定
・見守り隊からの声掛け
・外出先からインターホンで来客対応
参考文献:
スマートフォンによるセンシングとモバイルネットワークを用いた見守りシステ ムTLIFESの実現電子情報通信学会誌,Vol.98,No.10,pp.856-859,Oct.2015.
既存の企業ネットワークはIPv4のまま当分の間継続することが想定されます.
一方,IPv4グローバルアドレスの枯渇は深刻で,いずれはIPv6アドレスしか取得できないユーザが出てくることが考えられます.
このような事態を想定すると,IPv4 onlyネットワークとIPv6 onlyネットワークが混在してくる可能性があります.
このとき,VNETプラスのような相互通信が可能なシステムがあると,安心してIPv6ネットワークを導入して行くことができます.
IPv4アドレスの装置とIPv6アドレスの装置が相互通信するには,両アドレスのマッピング処理が必要となりますが,VNETプラスはそれを自動的に実現します.
複雑な設定作業は不要です.